お知らせ
【イベントレポ】S-TOKYOリニューアルプレオープンイベント

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【イベントレポ】S-TOKYOリニューアルプレオープンイベント

2023年12月11日
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S-TOKYOは「一つの場所にとらわれず、軽やかに都市や地域を行き来するノマドのためのコミュニティ」という新たな形で再始動しました。本レポートは、リニューアルに先駆けて開催したお披露目イベントについて振り返っていきます。

 

トークイベント:「日本はデジタルノマドの聖地になり得るのか」
ゲスト:Akina Shuさん × Ryo Oseraさん  (ファシリテーター: Aki Matsushita)


【「デジタルノマド」とは】
「遊牧民」という意味を持つ言葉であるノマド、現代社会においてはパソコンさえあれば働ける社会、自分の身一つで世界中を軽やかに移動しながら生きる人たちを指します。少し前まではそのような働き方は一部の人にしかできないと思われていましたが、日本においてはコロナ禍における働き方の変化によって、これまでと比べるとより一層ノマドというライフスタイルが身近になったのではないかと感じます。

 

【各国にあるデジタルノマドの拠点ってどんな場所?】
観光客とは違い、長期的にその土地に生活するような滞在が特徴であるデジタルノマドですが、国によって拠点となる場所(施設や街)の特徴は様々。曜日ごとに自由参加できるイベントを決めているところもあれば、自由に交流できる場があり、街自体がデジタルノマドを温かく迎えている拠点もあるようです。「ノマドという“自由なライフスタイル”を選んでいるからこそ、そのような場での自分の行動について”自由に選択できる“ということが重要だと感じます。」とRyoさんは語ります。

「寒いところが苦手なので、常に暖かい拠点を探して移動してますね。各拠点に中心人物がいて、その人に会うために、いろんな人が世界中から集まっているように感じます。」と話すAkinaさんは、もうすでに世界中を何周もするほどのデジタルノマドでした。

 

【デジタルノマド × ローカル のシナジーを考える】
デジタルノマドは観光客とは異なり、より長く、その土地に生活するように滞在することを望んでいる人が多いようです。ただ、ビザの都合上滞在できる期間が決まっていたり、仕事を目的とすると観光ビザで入国できなかったりと、日本においてのデジタルノマドを受け入れる体制はまだまだこれから整備する必要があるようです。(Ryoさんは「デジタルノマドビザ」を日本が発行するべく活動されており、実際に検討が進んでいるよう。)先日福岡に数十名のデジタルノマドを招待したRyoさんが印象に残ったこととしてお話ししていたのは、現地の方々とデジタルノマドの方々の交流会での出来事でした。日本の社会問題について実情を知ったデジタルノマドの一人が、「自分たちにできることはないか?」と発言したことでした。自分の滞在する土地の文化や現実に目を向け、力になりたいと話すデジタルノマドは多いようです。このようにデジタルノマドとローカルのコラボレーションで、地域活性や新しい価値創造につながっていくのではないかとRyoさんは締めくくりました。

 

他にも会場ではライブペイントパフォーマンスや、1日限りのソーシャルバー“ノマド”もオープン
トークイベントゲストであるRyoさんとAkinaさんが1日限定でママを務めるソーシャルバー“ノマド”が開店。トークイベントに参加した方や、海外ノマドのメンバーも参加して賑わいました。またS-TOKYOのコンセプトである「一つの場所にとらわれず、軽やかに都市や地域を行き来するノマドのためのコミュニティ」を表現したシンボルが、アーティストのヤンさんのライブペインティングパフォーマンスで描かれました。日本中、世界中の人たちがここS-TOKYOを拠点に文化や価値観が混ざり合う「うねり」という意味が込められています。ぜひS-TOKYOにお越しの際は実物をご覧くださいね。

 

 

 



翌日には、ヤンさんによるワークショップ、作品展示を開催。
“遠いと思っていたことは、意外と近くに”をコンセプトに企画したイベント、「世界にひとつの色を描く。」
ヤンさんをゲストに迎え、作品展示とワークショップを行いました。「絵なんて久しぶりに描いたけど、楽しかったです」という言葉や、「この子、絵を描くのが好きだけどいつも家では裏紙に書いてるので、キャンバスにかけて嬉しそうです」という言葉を参加者の方からいただいたり、大人も子供もみんなが手を汚しながら夢中で描く顔を見ていて、企画者としてとても幸せなひとときでした。

今後もこのような企画を考えて参りますので、ぜひみなさんS-TOKYOに遊びに来てください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【イベント情報】
開催期間2023年11月22日(火)〜23(水)
場所:S-TOKYO(日本橋小伝馬町の隠れ家)

【イベント内容】
・2023年11月22日(火)
 ライブペイントパフォーマンス/ K:soul:y a.k.a. YANさん
 トークイベント / Akina Shuさん × Ryo Oseraさん  (ファシリテーター: Aki Matsushita)
 1日限りのソーシャルバー “ノマド”
・2023年11月23日(水)
 ワークショップ「世界にひとつの色を描く」/ K:soul:y a.k.a. YANさん

 

【トークイベントゲスト】

Akina Shu
世界を舞台に活躍する「デジタルノマド」横浜市生まれ。「ストーリーで多様性のある社会に」をビジョンに、デジタルノマドのライフスタイルを普及するメディア「Nomad University」を2021年に立ち上げる。数々の海外ノマド団体や日本のコリビング、ワーケーション関連のアンバサダーを務める。日本の企業・地方行政向けに海外ノマド誘致に関するアドバイスや講演を中心に活動。海外においては、日本を代表するデジタルノマドとして、英語での基調講演依頼を世界中から引き受け、登壇している。

Ryo Osera
長崎県長崎市生まれ。2007年 筑波大学卒業後、株式会社 電通入社。2015年 内閣官房に出向。2018年 つくば市役所にてまちづくりアドバイザー就任(〜2020)。2019年 旅のサブスク「HafH(ハフ)」共同創業しサービス開始。2020年〜 一般社団法人 日本ワーケーション協会・顧問。2022年〜 株式会社 遊行 代表取締役。2023年〜 国立大学法人 金沢大学 先端観光科学研究所 特任准教授。

Aki Matsushita(ファシリテーター)
東京生まれ。中央大学卒業後、総合不動産サービスJLLに入社。その後ホテルベンチャーに転職。2020年独立し2021年4月にコミュニティ型ホテル『LINNAS Kanazawa(リンナスカナザワ)』を金沢市尾張町に開業。2022年には金沢出身のデザイナー吉崎努氏とクリエイティブファーム株式会社MiKSを共同創業。趣味は旅と言語学習。

 

【ゲストアーティスト】

K:soul:y a.k.a YAN
秋田出身の絵描き。画家。Im painter。
「日常に溢れるスコトーマ」をコンセプトに目に見えないものの美しさを届ける絵かき。フェス、ライブアートステージで全国を飛び回る。JLAM主宰、SUMMERSONIC2022選出
Works:ksouly1211.wix.com/ksouly

 

【施設概要】
●施設名:S-TOKYO エストーキョー
●住所:〒103-0001 東京都中央区⽇本橋⼩伝⾺町165
●ウェブサイト:https://www.valvehub.jp/s-tokyo
●Instagram:https://www.instagram.com/s_tokyo_nihonbashi/