企業情報
OKANOについて
OUR PHILOSOPHY
VISION
伝統と革新の融合で
未来型ものづくり企業へ
OKANO’S HISTORY HIGHLIGHT
  1. 01 発電用高温高圧バルブの
    初の国産化に成功

    1926年、OKANOの前身である岡野商会は創業した。英国ボイラーメーカー西日本地区総支配人で技術者でもあった創業者 岡野満が、ボイラー構成機器においてバルブが最も故障頻度が高く、すべて輸入に頼っていたため、バルブの故障でボイラーが数ヵ月使用不能になる状況を懸念し、高温高圧バルブ国産化を志しての起業であった。たゆまぬ研究と試作の結果、創業6年後に国産1号の納入に至る。OKANOのバルブ製品のトレードマークである「SUPERO」は“最上”、“優秀”を表す「SUPERIOR」をエスペラント語風に「O」で終わらせ、外国製の一流品を超えるという意思表示でもあった。1932年には、念願の火力発電用高温高圧バルブの国産化に成功。450度という高温に耐えうる発電用主要弁の素材探求の末、米国ヘインズ社製ステライトにたどり着き、バルブの寿命を圧倒的に伸ばすことに成功。ステライト溶着は技術的にも非常に難易度が高く、世界初の快挙だった。しかし、OKANOは国内外のメーカーへの技術公開に踏み切る。“オープンにすることで、新しい技術が生まれる” という信念に基づく行為だと言われる。現在も世界標準となっている高温高圧バルブ弁座面へのステライト適用、この素材を見出し、実用につなげた先見性と技術力は、現在のOKANOに受け継がれる「先進一歩」の哲学の礎を築いたものだった。

  2. 02

    日本初の商用原子力
    発電所へのバルブ納入

    日本における商業用原子力発電に関する研究開発は1954年頃からはじまり、1960年に着工、その6年後の1966年に操業開始した日本原子力発電東海発電所が国内初の原子力発電所となる。OKANOも国策と連動して開発を開始、日本原子力船研究協会の研究会幹事会社への指名など原子力用バルブ開発の中核として着々と成果を上げ、1963年、研究から7年の歳月を経て本格生産を開始、東海発電所へ蒸気用バルブの全量納入に至った。当然すべて日本初である。その後、敦賀、福島等の国内原子力発電所の建設に伴い、OKANOの技術革新・付加価値の追求も進み、OKANOはあらゆる原子力用高温高圧バルブを製造可能とした。これまで世界中の発電所に納入されたOKANOのバルブは、60ヵ国、100万台以上に及ぶ。現在においても、超々臨界圧火力発電(USC)、原子力小型モジュール炉(SMR)、原子力高温ガス炉(HTTR)等、最新鋭原子力発電所、火力発電所の開発には必ずOKANOの姿があり、他社の追随を許さない品質を実現するバルブメーカーとして、グローバルにおけるニッチトップの地位を確立してきた。

  3. 03

    社会インフラを止めない
    —メンテナンス事業開始

    現在の主力事業のひとつであるメンテナンス事業のはじまりは、1954年に遡る。創業以来、故障の修理と安全弁の調整などへ対応していたが、製品の機能向上に伴う構造の複雑化でメーカーメンテナンスのニーズが増えたことに端を発する。草創期は2名でスタートしたメンテナンス部門だが、1976年には100名体制となった。東日本大震災前最盛期には協力企業を含め300名超の体制、国内9ヵ所の拠点から津々浦々、さらには世界各地の工業プラントへ赴き、自社製バルブだけでなく他社製バルブやバルブ外機器のメンテナンスまでを実施。バルブ製造事業の売上規模を超え、昨今は職人のデジタル武装を進めている。高温高圧バルブは配管に溶接されており、工場への持ち帰り点検修理ができない。一歩間違えば死に直結し、現地でやりきらなければ電力供給はストップしてしまう、そのような環境は荒くれ者をプロフェッショナルへと変え、OKANOのスピリットに更に磨きをかけ、昼夜社会インフラを支え続けている。

  4. 04

    未来型ものづくり
    企業の先例へ

    2021年、OKANOは経営体制を刷新した。創業から1世紀もの間、発電業界などの社会インフラの発展とともに歩んできた、製造業としての精神、技術と伝統を持つ老舗のものづくり企業であるOKANO。その根底にあるイズムを受け継ぎながら、DXやクリエイティブなど社会における新たな潮流を受容し、新規事業や地域創生などの幅広い領域で産業・社会の変革をリードする「未来型ものづくり企業」へと進化していく。新体制は、それを象徴する意思表示だ。大規模プラントのDXの推進や日本のものづくり企業支援などの新規事業を通じて、社会の基盤をこれからも支え続けていく。一方で、社会におけるもうひとつの原動力である「地域コミュニティ」や新興企業も含めた「人」を活性化し、技術や人材、カルチャーなど、新たな芽を生み出す。そして、それがものづくりの未来、ひいては社会全体の新たな価値に循環していく。従来のものづくりの枠を超えて、あらゆる領域における社会的価値を創出する企業体へ。次の100年に向けたOKANOの挑戦に、期待いただきたい。

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